1. おうちカレー/カレーライス

日本カレー文化の基準であり中心点である「カレーライス」。

そもそも「カレー」という言葉に明確な定義はありません。我々が普段「カレー」と呼ぶ食べ物は、子供の頃から慣れ親しんだ「おうちカレー」や「給食カレー」が中心であり、その味や香りの記憶と共通項が感じられるスパイシーな食べ物を「これはカレーだ」と認識している、と言っても過言ではないでしょう。

日本人がカレーに初めて出会ったのは幕末のころ。その後1871年(明治4年)に物理学者の山川健次郎が米国留学に向かう船上でライスカレーに出会ったとされています。誰でも簡単にカレーを作ることができるカレー粉がイギリスから日本に伝わってきたことを大きな契機に、日本の食文化にカレーが浸透していくスピードは加速しました。また、1871年(明治4年)にそれまで禁止されていた肉食が解禁されたことで、洋食専門店が続々と開業。「ライスカレー」がメニューにのるようになると人気を博し、これにより国民のカレーへの関心は高まり、一気に広がっていきました。

明治から大正にかけて国産カレー粉の開発も進み、メーカー各社から販売されることで一般家庭に浸透。カレーの大衆化がますます進みました。

1948年(昭和23年)カレーが全国の学校給食に導入されました。そして1950年(昭和25年)には、板状固形カレールウが発売されました。その後、カレールウが各社から発売されたことで、カレーは誰でも手軽に作れて、家庭で親しまれる料理へと発展していきました。

1968年(昭和43年)には世界初のレトルトカレーが発売。さらにカレーは手軽なものに。

日本では当たり前の国民食となったカレー。それが今、海外から熱い注目を集めています。

2022年には「Taste Atlas」【世界の伝統料理ランキング】の1位に日本の「カレー」が選出。今こそ、その原点である「おうちカレー」の価値を見直す時期に来ているのではないでしょうか。

渋谷でおうちカレーについて知りたい

渋谷で日本カレー文化について知りたい

渋谷でレトルトカレー/冷凍カレーを買いたい

渋谷で「映画クレヨンしんちゃん」コラボカレーを食べたい

日本カレーの多様性

トップに戻る