8. ドライカレー/ビリヤニ

「ドライカレー」とは文字通り「汁気のないカレー」を指します。挽き肉を用いたドライキーマや、パキスタン料理にルーツを持つ無水チキンなどの他、お米と具材をカレー粉とともに炒めたチャーハン・ピラフタイプの「ドライカレー」も昭和の喫茶店では定番メニューでした。

近年日本全国でブームとなりつつある「ビリヤニ」は、もともとインドなどでご馳走として食べられる「スパイス炊き込みご飯」ですが、日本においては、メディアでもカレーのカテゴリとして扱われることが多く（賛否両論はあれど、これこそ日本カレー文化の懐の広さなのです）、多彩なスパイス使いで米自体のおいしさを楽しむ「ドライカレー」の一種と呼べるのかもしれません。ぜひ体験して欲しいものです。